利用者さんからのセクハラ…良い対策は?

Q.利用者さんからのセクハラをどう防げばよいでしょうか

介護職員として勤務をしている女性です。
これまで介護サービスを行う仕事をしてきて何度か困った事態に遭遇することはあったのですが、その中でも今現在おかれている状況は最悪と言ってもいいくらいのものです。

というのも担当している男性利用者さんの一人から、毎日必ずと言ってよいほどセクハラ行為を受けるのです。
最初にあったのが背後からの抱きつきで、本当にびっくりして思わず叫び声をあげてしまいました。
幸いすぐ近くに別の介護士さんがいたので仲裁してくれましたが、それ以降もどんなに注意をしても全く悪びれる様子もなく平然とセクハラを繰り返します。

「(性的な行為は)健康のバロメータ」とばかりに開き直った物言いをすることもあり、本当に不快で嫌悪感を覚えてしまいます。
家族の方が面会に訪れたときも下ネタを連発しては息子さんのお嫁さんを困らせていたりするのでドン引きしました。

私以外にもその人からのセクハラを受け異動や転職をしたという人もいるそうで、以前より問題のある人という認識は施設も持っているようです。

明日もまたセクハラを受けに行くことになると思うと本当にうんざりするのですが、そういった利用者の人にはどういう対応をするべきでしょうか。

A.泣き寝入りをしないためにもしっかり証拠集めを

セクハラは職場の環境を著しく損ねる非常に重大な迷惑行為です。
介護施設のようなお客さんに対してサービスを提供するという施設においては、利用者は「金を払っている以上こっちの方が偉い」といった勘違いをすることも多いようです。

しかし既に質問者さんの職場ではセクハラが原因となり職務を継続することができなくなった人がいるほどなので、明らかに事業所側の不手際といえるでしょう。

セクハラ行為は事業所が責任を持って排除するように定められているのですが、相手がお客の立場にある場合には実際にどう対応するかは経営者や責任者の考え方次第になってしまいます。

悪質な事業所になるとお客が減ることを懸念して逆にセクハラ行為を受け入れることを従業員に推奨するようなこともあります。

もし事業所の管理責任者に訴えても全く有効な対策をとってくれないという場合には、都道府県の労働局雇用均等室に相談をすることができます。
相談は無料で行われますし、相談内容でのプライバシーもきちんと保護されます。

訴えても施設側がもみ消しをはかることが考えられますので、セクハラがどういった状況でどんなふうに行われていたか証拠を残しておくとより便利です。
日報などにメモ書きとして残しておいたり、発言を録音したりしておくと訴えで動いてくれるスピードも早くなります。