介護職の魅力ややりがいって何でしょうか

Q.これから介護職を目指す理由が知りたいです

進路を決める時期を間近に控えた高校生です。
私は子供のときに祖父の介護を経験し、死に立ち会ったことから以前より介護の仕事に興味がありその方面への進路を意識してきました。

しかし進路指導の先生や周囲の大人の話では「介護事業は厳しい」といった非常に消極的なアドバイスばかりを受けます。
自分なりに調べてみたところ訪問看護事業者の倒産件数もここ数年で増えているということで、自分が子供の時に「これからは介護の仕事が増える時代」と聞かされてきた頃から大きく変化があることに気づきました。

その一方で高齢者人口は年々急増しているというニュースもあり、介護の仕事の社会的ニーズは決して低いものではないと思います。

介護の仕事は給与水準も低く、労働時間や環境などがかなり厳しいというような話もよく聞きます。
ですがそんな中でも介護の仕事をしていく人たちは必ず必要になるわけで、これから介護業界に入るという選択は果たしてよいものなのかどうなのかがわからなくなってしまいました。

ネガティブな意見はもう十分に周囲から聞かされていますので、今回は介護業界で勤務されている方から介護の仕事のやりがいや将来性について話をきかせてもらいたいです。

A.ビジネス目的で参入した企業は撤退しています

介護業界はここ20~30年くらい前に大々的に宣伝されたことにより、新しいビジネスの場所とばかりに非常に多くの企業が参入をしてきました。

しかし実際には営利目的で資産のある高齢者を狙った専用賃貸住宅やグループホームの建築に乗り出した業者の多くが失敗をしており、現在までかなりの数が撤退をしています。

それら営利第一主義の企業によくあったのが、本来ならば7万円前後の賃貸住宅を高齢者専用とうたうことで10万円以上を請求しようとしていたり、必要以上に豪華な設備をつけたりといった方法です。
それでいて住宅内に全くバリアフリー設備をつけていないなど、高齢者や介護について全く勉強しないままただ「金になりそうだから」という理由で開始した事業でした。

現在介護関連業の倒産が増えてきているのはそうした営利のみを目的にした企業が淘汰されつつあるからで、優良な会社はきちんと安定的な運営を続けています。
ある意味これから介護の仕事をするなら、悪質な営利第一主義の施設を避けやすくなっている分恵まれていると言ってもいいかもしれません。

介護業界の魅力は人に役立つ仕事ができるという社会的意義が高いことと、キャリアパスがはっきりしているということです。
経験がそのまま次の資格やキャリアとして生きるので、現場仕事から始めマネジメントや公共事業への参加も将来的な視野に入れることができます。