仲の良かった利用者さんが亡くなり落ち込んでいます。

Q.入所者の人の突然の死で落ち込む気持ちをどう切り替えればよいのでしょうか?

介護の仕事をしていく以上は人の死に立ち会うだろうことは理解していたつもりです。
しかしそうした理解はあくまでも頭の中だけのことで、これまで学校での実習や講座の中ではリアルな「死」について十分に実感をすることができていませんでした。

現在勤務をしている施設内には100名以上の利用者さんがいるのですが、先日その中でも比較的元気に見えていた高齢者さんの一人が急死をしてしまいました。

施設の中にはほとんで寝たきりになっていたり、大きな病気のための手術を何度も受けたという人もいるので順番から行けばそうした人たちから亡くなるのではないかと思っていたので、休日明けに出勤してそこで急死の連絡を受けた時にはとてもショックを受けました。

病気は急性心筋梗塞とのことで、ほんの直前までは元気に歩き回っていたのに、突然その場で倒れそのまま病院で亡くなったということを聞きました。

連絡を聞いてから数日が経ちましたが、今も元気であった頃のその人の様子が頭に浮かび、涙ぐんでしまいそうになります。
親しかった人なので、せめて倒れたときにそばにいてあげられればという後悔もあります。

割り切ろうと思ってもなかなか割り切れない、こうした利用者さんの死に直面したときどのように気持ちを切り替えていくべきなのでしょうか?

A.その気持を大切に仕事に生かしていってください

親しいかどうかに関わらず、人の死というのは残された人に大きな衝撃を与えるものです。
高齢者の場合には一見元気そうに見えていても何がきっかけで突然に重篤な病気を発症してしまうかがわからず、どんなに丁寧に身の回りのことに気をつけても完全に予防をすることはできません。

そういう意味で介護をしていて知り合った人が突然に亡くなるという現象は人の力では避けがたいものであり、受け入れていかなければいけないことと言えます。

介護職員として長く仕事をしていけば当然そうしたリアルな「死」に直面する回数も増えてくるので、人によってはすっかり慣れてしまうということもあるようです。

しかし仕事として慣れるということは大切であるかもしれませんが、それが「死」そのものに対する感覚の鈍化になってしまっては意味がないように思います。

質問者さんは親しくしていた利用者さんが亡くなったということに心を傷めているようですが、その感覚はいつしか消えてしまうものですので、ぜひ今しか感じられないその感覚を大切にしていってください。

どんな悲しいことも時間がくれば自然に解決をしていけます。
無理に割り切ろうとするのではなく、逆に人の「死」について介護の仕事をしていく人間としてじっくり正面から向かい合ってみてはどうでしょうか。